内臓小僧の奮闘記

理学療法士が内臓の知識を深め、治療の考え方やおすすめの運動を紹介します! 【保有資格】理学療法士、内臓ストレッチインストラクター、ピラティスインストラクター

整形外科勤務の理学療法士が普段の仕事で感じた腰痛患者の特徴について。

 

〈目次〉

はじめに

最近いろいろと大変で記事を更新できていませんでした。自分は2つのことを同時にやるのが苦手なので、片方がスッキリしたらまたブログのことに集中して頑張りたいと思っています。

 

ですが、まったく更新しないのも嫌なので、できる範囲で頑張ってブログの更新もしていきたいと思いますので、今後ともブログを読んでくださっている方々どうぞよろしくお願いします。

私がリハビリ中に感じる腰痛の方の特徴

私が臨床でよく感じるのは腰痛の方は股関節が硬い方がほんとに多いということです

 

腰痛なのに股関節といわれると一見あまり関係ないようにも思えますが、この2つは切っても切れない関係なのです。

 

股関節は骨盤の寛骨臼というくぼみにはまり込んでいます。そして骨盤と股関節をつなぐ筋肉が多く存在します。

 

そのため、股関節が硬いということは骨盤の動きも硬い可能性があるということです。

 

そして、さらに骨盤には背骨の付け根となる仙骨が連結しているため骨盤の硬さは腰の動きに大きく影響を及ぼします。

 

そこで股関節の硬さをみる簡単な方法をご紹介します。

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うつ伏せで足を内側、外側に倒してみよう

まずうつ伏せになり膝を曲げます。

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次にうつ伏せの状態で足を図のように動かしてみます。

正常な方は足が内側、外側ともに45度開くと良いとされています。

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股関節が硬い方は

足が45度開かない、もしくは図のようにお尻が持ち上がりももの前が床から離れてしまう方は股関節が硬くなっています。

 

臨床ではよくお尻が持ち上がってしまう方がとても多い印象です。

 

足が内側にいかない方は股関節の前側や内側が、外側にいかない方は殿部が硬くなっている可能性があります。

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良い図:お尻が浮かずに足が倒れている

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良くない図:足を倒す時にお尻が浮いている

腰が硬い方は

腰痛の方は腰の高さにある脊柱(腰椎)やその周囲の筋肉が硬くなっている可能性があります。

 

そこで、今回は腰が丸くなる時の硬さをみる方法を一つをご紹介します。

 

立った状態で身体を前に前傾していきます。このとき骨盤から背骨が綺麗に弯曲しているかをみます。

 

可動域に問題がない方は背骨が綺麗な弧を描くような形になると思います。しかし腰が硬い方は図のような直線()の部分ができてしまい、弧の形が崩れていることがあります。

 

すると背骨の中で動きすぎてしまうところと動かないところができてしまい、結果的に腰に負担がかかりやすい状態となります。

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 良い図:背骨が綺麗に曲がっている

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 良くない図:腰椎の丸みが少ない

 

ちなみに私が臨床で患者さんに腰の硬さを伝えるときによく使う方法ですので、腰の硬さが気になるという方はぜひ鏡の前でやってみましょう。

股関節と骨盤の関係性について

人間の身体は関節で各骨同士がつながっています。その中で関節がある方向に動くと他の関節も連動して動きやすい方向があります。それをカッコよくいうと運動連鎖といいます。

 

股関節が硬い方は普段の生活で股関節が内側か外側に過度にねじれていることがよくあります。

 

すると股関節のねじれから骨盤の位置も連動して良い位置からズレやすくなってしまいます。

 

例えば運動連鎖で股関節を内側に捻る(内旋)と骨盤は前傾します。

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反対に股関節を外側に捻る(外旋)と骨盤は後傾します。

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このような動きは実際起こりやすいですが、必ずそうなるとは限りません。

 

私が臨床で患者をみると意外に患者さんの中には骨盤が後傾していても股関節が内旋している人なども多くいます。

 

なので自分の姿勢がどうなっているのか細かくみることができると自分の身体にあった腰痛の対策も立てやすくなります。

 

骨盤の動きなどをみるときはこちらの記事を参考にしていただけると良いと思いますので、興味のある方はぜひご覧ください。

asohiro.hatenablog.com

股関節の前の開きを改善する方法

先程うつ伏せの状態で足を内側へ倒す動きを行った際にお尻が浮いてしまったという方はぜひこちらのエクササイズをおすすめします

 

このエクササイズをして股関節の前の開きが良くなることで腰の安定に大きく関与するお尻の筋肉がはたらきやすくなります。

 

そしてこのエクササイズは私が普段臨床で良く使用しているものになります。

 

まずうつ伏せの状態で膝を曲げ足を天井に向かって突き上げます。

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次に殿部の筋肉を意識して足を天井に向かって持ち上げます。このとき、腰に力が入りすぎると腰痛になってしまいますので、必ず殿部を使って足を持ち上げる意識を持ちましょう

 

するとお尻トレーニングを行いながら股関節の前側をストレッチすることができます。これは家でゴロゴロしながらでもできますのでとてもおすすめです。

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腰の丸みを引き出すには

腰椎の丸みが少ないという方は普段から腰が反ってしまっている場合が多いです。そのような方は寝たときに腰と床の間に隙間が空いていると思います。

 

すると腰回りの筋肉が硬くなり腰痛の原因になりますので、それを解消するための方法を一つご紹介します。

 

まずタオルを一つ用意します。

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このタオルをお尻の少し下辺り挿入した状態で仰向けになります。すると骨盤が後傾し床から浮いていた腰が自然と床につくと思います。

 

この状態でゆっくり深呼吸をしながらおへその下あたりに少し力を入れていきます。息を吐くタイミングで自然とお腹が凹み腹圧が高まるのがわかるととても良いです。

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腹圧が高まってきたら手を足先の方へ伸ばしながら頭を持ち上げていきます。すると下腹部にさらに力が入るのが分かると思います。

 

下腹部の筋肉が安定することによって腰の反りが軽減し腰椎の動きが改善しやすくなります。

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最後に

腰痛は誰にでもなる可能性のある身近な身体の問題です。なる理由は人それぞれですが、やはり多いのは運動不足の方が多い気がします。そして姿勢が悪い状態で長時間いることによって腰痛の階段を一歩一歩登っている方が本当にたくさんみえます。

 

今回ご紹介したのは腰痛の原因になりやすいごく一部のパターンになります。なのでこれ以外の腰痛のパターンが他にも多く存在するということです。

 

これからも腰痛に関してはいろいろなパターンの問題を取り上げながらお伝えしたいと思います。

 

本日もご覧いただきありがとうございました。